極早生温州みかん(秋の姫、日南1号枝がわり)の栽培記録

 秋の姫

2016年(H28年)4月、国華園で1年生苗を送料込み3,918円で購入。

秋の姫とは

ネットで調べてもあまりヒットしません。日南1号という品種の枝がわりとのことで、極早生品種(9月から10月に収穫)の中では特に糖度の高い品種のようです。しかも12月くらいまで木に成らせておくことも可能とのこと。検索しても国華園以外では売っていないようです。

秋の姫の植え付け

2016年(28年)4月に、地植えしました。こちらも教科書通りに、根株の倍はある深さの穴を用意し、大きな石を取り除いたのちに、たい肥、もみ殻、肥料をもとの土に混ぜて植え付けました。また、稲わらマルチをしたうえで、支柱で支えています。奥の穴に植えてあります。

2016年(H28年)の記録

1年目は残念ながらあまり大きくなりませんでした。

不織布を何重にも巻いて(根元にも不織布を詰めてある感じです)防寒してあります。

2017年(H29年)の記録

2017年(H29年)3月11日

不織布を外しました。1年生苗なので、少し心配していましたが青々としていて元気です。

畑で使った不織布をそのまま使ったので、秋の姫は5重にも6重にもして巻いてありました。

日光が当たらなくなるので、どうなんだろうという不安もありましたが、越冬するにあたり防寒のほうが優先されるようです。

同じく一年生で越冬させた「璃の香」と「はるみ」は、不織布を巻く量が少なかったため葉の痛みが大きかったです。

2017年(H29年)4月22日

相変わらず背はなかなか大きくなりませんが、たくさん芽吹いてきました。蕾もいっぱいです。まだ、実を生らす予定はないのですべて手で摘み取りました。

摘蕾前↓

摘蕾後↓

2017年(H29年)5月13日

一度すべて摘蕾しましたが、その後も蕾がついています。

すべて摘んでしまう予定です。

今年は成長に期待!

2017年(H29年)7月9日

元気に成長しています。

全てつぼみも摘んでいます。

2017年(H29年)8月27日

新芽がだいぶ食われてしまっています;;

アゲハチョウの幼虫でしょうか。

柑橘類がたくさんあるのでアゲハがすごいです。

幼虫もたくさん捕殺しました。それでも追いつかない。

2018年(H30)の記録

2018年(H30)5月26日

新緑がきれいです。

昨年一年間で全然大きくならなかったため、今年はもうちょっとがんばりたいと思っています。

まずは地面を防草シートで被いました。また、せっかくの家庭菜園なので農薬は使わないつもりだったのですが、一年でちっとも大きくならなかった反省を踏まえて、今年は使うことしました。少ない本数とは言え、仕事が忙しくなると庭のことはホッタラカシになりがちです。

農薬という響きはなんか嫌なのですが、有機栽培で使用が認められているものだけを使うことで、自分自身に大丈夫と言い聞かせています(笑)

使用するのはゼンターリ、エスマルクDF、ICボルドー66D、カリグリーンです。

ゼンターリとエスマルクDFはバチルス チューリンゲンシス菌を用いた生物農薬。

ICボルドー66Dは銅がメインなのかな?よくわかりませんが、ボルドー液は120年前から使わているとのこと。

そしてカリグリーンは炭酸水素ナトリウムで食品にも使われているとのこと。

今年は成長してくれることを祈ります。

備忘録もかねて、秋の姫のページででいろいろと作業記録を書いていきたいと思っています。

2018年6月1日

カリグリーンニームオイルを混合で散布。

2018年6月2日

まずは本日エスマルクDFを散布しました。有機JAS栽培で使える生物農薬です。展着剤として、今までは定番のダインを使っていたのですが、なんとダインは有機JASでは使用できないとのこと。せっかくなので有機JASに対応した展着剤を使うことにしました。自分が調べたところだと、家庭菜園で使用するには、アビオンeが一番容量的にも少なくて(少ないといっても家で使う分には何年も使える)良いのではないかという結論に。これでやっていきます。

また、先日は秋の姫と盛田温州のところを防草シート(カインズホームの不織布タイプ1m×10mで2480円)で覆いましたが、本日は鉢植え果樹等のスペースに防草シートを敷きました。

どの防草シートにするか非常に迷ったのですが、カインズホームの高密度タイプ(1m×10mで1980円、購入したのは1m×50mで6,980円)を選択。うーん、少し微妙だったかも。どうせならあと3000円出して、不織布タイプの50mを買えばよかったと少し後悔。もしくは10mにすればよかった・・・。

2018年6月15日

カリグリーンとニームオイルを混合で散布。

2018年6月16日

icボルドー66Dを散布。

2018年6月17日

ゼンターリを散布。

2018.6.15 カリグリーン、ニームオイル
6/16 icボルドー66D
6/17 ゼンターリ

6/21 カリグリーン、ニームオイル
6/23 ニームオイル
6/24 ニームオイル、カダンセーフ

6/26 カリグリーン、ニームオイル、
6/30 エスマルクDF
7/22 ゼンターリ

8/10 ゼンターリ、カリグリーン、ニームオイル、カダンセーフ
8/11 ニームオイル
8/14 ニームオイル

抜けはありますが、こんな感じでスプレーしてました。

2018年(H30)9月7日

とてもキレイです。

ほかの柑橘類も含めて、昨年はアゲハの幼虫を何十匹と捕殺しましたが今年はほとんど見かけません。

BT剤おそるべし!

2018年(H30)12月15日前後

今年はだいぶ大きくなりました。

農薬には抵抗がありましたが、これだけ成長の差があると非常に惹かれます。

春から夏にかけて本当にアブラムシだカメムシだと非常に苦労するので、今後は適度に使っていきたいなと思うようになっています。

2019年(H31)の記録

2019年(H31)2月24日

今年は温かい。防寒を外して、カイガラムシ対策でマシン油を撒きました。

デコポンが黒くなってしまったのもカイガラムシが原因なのかな?肉眼では見ませんが。

剪定も行いました。一応、自分なりに考えて行っていますが、適切かどうかは不明です。

今更ですが、3本仕立てというのでしょうか、誘引してみました。

剪定したものを穂木として保存しました。

 こんな感じで葉っぱを落としました。

水で濡らしたキッチンペーパーに穂木をまとめて包み、ビニールに入れて冷蔵庫で保管。

接ぎ木に今まで一度も成功したことがない(たしか3年連続失敗)ので、今年は成功させてみたいです。

今までの反省点。

その場で適当に切った枝を接いでいた。

その際、細い枝ばかりだったこと。

今年は事前に少し太めの枝をゲットできたと思うので頑張りたい。

ちなみに今回、穂木としてゲットしたのは、秋の姫、みはや、璃の香です。

柚子や津の輝、はるかに接いでみようと思っています。

2019年3月23日

柑橘類にICボルドー66D(70倍希釈くらい)を散布しました。

2019年4月13日

ニームオイル散布

2019年4月14日

カダンセーフ散布。前日にニームオイル撒いたのに津の輝にアブラムシが結構ついていた。慌ててカダンセーフを散布。

2019年4月15日

カダンセーフ、ニームオイル、カリグリーンを散布。

2019年4月17日

津の輝のアブラムシがひどくなっているため、トレボンを散布。

有機JAS栽培ではなくなりました。今年は昨年度のゼンターリ、エスマルクDF、ICボルドー66D、カリグリーン、カダンセーフ、ニームオイルに加えて、トレボンとダントツを使用予定です。

2019年4月24日

雨が降っている中、見回りしたところ盛田温州の新芽にアブラムシがびっしり。うーん、トレボン散布から一週間でこの状態か。新芽が伸びた部分には薬品がかかっていないから仕方がないのだと思います。とりあえず雨の中でしたが、ゼンターリ、ニームオイル、カダンセーフを混合で散布しました。

2019年4月25日

またまた雨の中、見回すと昨日のアブラムシが退治しきれていない。雨の中の散布はあまり効果がないのだと実感。ニームオイルと、カダンセーフを散布。

2019年4月28日

ニームオイルとカダンセーフを散布。

2019年4月29日

カダンセーフ散布。アブラムシ、退治しきれないです。

2019年5月2日

ニームオイルとカダンセーフ散布。

先ほど(夜)、見回りをしてきましたが、津之輝にアブラムシが結構ついています。カダンセーフはアブラムシを窒息死させるとのことですが、かけきれていないのかな。また、ニームオイル、効いてるのかなぁ・・・。まぁ、ほかの柑橘は今のところそれほどアブラムシがついていないので、効いてるのだろうな。

2019年5月3日

エスマルクDFとカダンセーフを散布。アゲハチョウの幼虫、卵も少しずつ見かけるようになってきました。

2019年5月11日

5月3日の散布以降、特に散布はしていませんがアブラムシを見かけなくなりました。代わりにテントウムシがせわしなく枝を行き来する様子が見られます。頼もしい限りです。

2019年5月18日

エスマルクDF、カリグリーン、ニームオイルを混合配布。この一週間はあまりアブラムシをあまり見かけませんでしたね。

2019年5月26日

カリグリーン、ニームオイル、カダンセーフの混合液を散布。アブラムシはとりあえず落ち着いたようです。

2019年6月1日

特に作業はしていません。盛田温州、津之輝、はるかなどの年数がたっている木については、花が付き、小さな実がついたと思っていたら、多くがすごい勢いで落ちてしまっています。『NHK趣味の園芸~よくわかる栽培12か月~柑橘類』によると幼果の8割がたは6月から7月上旬にかけて落ちてしまうとのことなので、仕方ないのでしょうがショックです。そもそも肥料をやってないので、そこにも原因があるように思い始めています。防草シートを敷いてから肥料を一切あげていないので・・・。グリーンパイルという打ち込み型の肥料が気になっているのですがお高いのですよね。これなら防草シートの上から打ち込めるかな~なんて。迷います。

2019年6月2日

カリグリーン、ニームオイル散布。

また、防草シートをめくるのが億劫でサボっていた施肥も実施しました。秋の姫、盛田温州はこんな感じ。

津之輝とはるかは、穴も掘ってみました。

結構前に買ったもののなかなか使う機会のなかった「浅香工業 金象印 Wらせん穴掘りSD-75」です。そもそも何のために買ったんだっけ?う~ん、みかんの施肥用に買ったような気がする・・・。やっと出番がありました。

肥料は8-8-8の化成肥料、3-5-4の有機ぼかし肥料、バッドグアノ、タマゴ有機石灰を適当に混ぜ混ぜ。有機ぼかし肥料を多めに与えてみましたが、量は適当です。

2019年6月6日

ダントツ散布

2019年6月13日

ニームオイルとゼンターリを散布。

2019年6月25日

ニームオイルとエスマルクDFを散布。

2019年6月30日(日)

カリグリーンとニームオイルを散布。

2019年7月2日

トレボン散布

2019年11月6日

前回の記録から日が開いてしまいました。この間は、ニームオイルは数回散布したと思いますが、基本放置になっています。

11月6日に施肥。穴をあけて適当に肥料を数種類、苦土石灰を散布しました。

2019年12月3日

12月だというのに新芽が出ているのを発見。温暖化が進んでいるのだろうか。

2020年(R2)

2020年1月と2月

マシン油2回くらい撒いて、2月8,9日くらいに剪定しました。

翌2月15日に堆肥と肥料を施す。

我が家で栽培中の柑橘類について

下記ページで我が家で栽培中の他の柑橘類も紹介しております。

是非ご覧ください。

我が家で栽培中の柑橘類(みかん、レモン)

2017.03.11