行動ファイナンス入門 角田 康夫

・フレーミングとは、ある特定のフレームを用いて、現実(意思決定問題)を見ること。フレームを使っていることも、別のフレームが存在することも通常は意識しない。

・意思決定を必要とするある状況をフレーム化する時、最もアクセシブルなフレームを用いる⇒アクセシビリティ

・フレームにより、同じ意味の問題であっても異なる答えが導き出させれる。⇒意思決定が大抵の場合、経路依存であることがわかる。

・心の会計⇒金銭が絡む意思決定で極めて普通にみられるバイアス。お金に色がついてるかのごとく扱うこと。

例えば、一度買ったチケット2000円分を無くすvsこれから買おうと思っていた2000円を無くす。

・幸福感と参照点。参照点フレームを意識し、操作することで満足感や幸福までコントロール可能。

・ポジティブフレームvsネガティブフレーム

どちかが適用されるかで選択が反対になるケースがある。そのことを反転効果という。

⇒最終レース効果も反転効果の一つ。負けが続いた競馬で、最終レースで今まで負けた分を取り返そうと大きく掛ける。